物理学者、ゴミと闘うなんとなく本屋で見て読んでみた新書。文章は平易なのでサクっと一日で読めます。

物理学者というと、私の勝手なイメージでは細分化された研究を突き詰めていくような所があるので、ゴミとどう繋がるのか?というのが興味があったってのもある。物理学の知見から見るゴミとはどうなのか?という事ですな。

読んでみた後の感想としては私にとってはイマイチだった。結論から言っちゃうと研究者としての専門的な視点が、地元ゴミ問題に接する事で広い考え方ができるようになったという著者のカミングアウトに近いと感じてしまったからだ。

もうちょっと、物理学から見たゴミ問題への考察をして欲しかったなと思ったり(あくまで個人の希望ですけど)。なので、エントロピーからの考え方とか質量保存の法則からの考え方とかは唯一興味深く読ませてもらった。

何が興味深かったといえば、ゴミを出す事よりも停滞させる事の問題を物理学から見るとこうなるという説明があったからだ。これを全編にわたってやってくれたら、最高に面白いのに。

体験談、カミングアウトの性格のエッセイのような物としては軽く読めるので良いかもしれませんな。