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3月 10, 2008
» Automattic、SNS用プラグインBuddyPress開発者を採用

もうちょっと早く書きたかったんですがばたばたしてたもので今頃。先週のニュースです。
WordPress.comのAutomattic社は、WordPress MUをソーシャルネットワーク(SNS)として活用するためのプラグイン「BuddyPress」を開発したAndy Peatling氏を採用したそうです。Photo Matt » Backing BuddyPress

BuddyPressはもともとWordPress MU(マルチユーザー用WP)のプラグインとして作られていたのですが、これからMUプラグインとして開発を強化していくのに加え、MUがベースであるWordPress.comへの導入を考えているのでしょう。

最近日本ではMixiの規約改正が話題になったりしてますが、SNSサービスはますますユーザーのコンテンツ自体に価値を見いだしていく方向になりそうですよね。それも、コンテンツ解析をもとにした広告や記事の再配信など、ユーザーにとっては嬉しいことばかりではないかもしれない。

しかしAutomatticが行こうとしているのはちょっと違った方向のよう。SNSサービスの「閉じられたお庭」で遊ぶんじゃなく、ブログという自分のメディアを持ったユーザーたちが互いのブログをつなげることでオープンなSNSのプラットフォームをパズルのように作り上げていこう、といったことを考えているようです。

TechCrunchのTechCrunch Japanese: WordPressはソーシャルネットワークという記事から、Mattのインタビュー発言。

いつの日か、きっと、本当の意味のフリーでオープンなソースが、今のソーシャルの世界を支配しているクローズドで「APIだけがオープン」なプラットホームに代わるものとして現れるだろう。

世界にこれ以上ソーシャルネットワークは必要ない。必要なのは、自分のデータを所有できて、オープン標準によって繋ぐことのできるたくさんのネットワークだ。

そうなんですよね。OpenIDやOpenSocialみたいなAPIを使ったSNSは徹底的にクローズドでしかないものと比べるといい傾向ではあります。でもそんなふうに大きなシステムをAPIでつなぐかわりに、小さく、オープンなツールであるブログが大きなシステムにプラグインできるようになっていくという形のほうがユーザーには嬉しい状況なんじゃないかなと。

そのためには、WordPress.comが「閉じられたお庭」になってしまわないことも大事。将来的にWordPress.comブログがBuddyPressでつなげられたとしても、データをほぼ完全にエクスポートしてインストール型WordPress/自分で作ったWordPress MU SNSにも移行できると言う状態は保って欲しいと思います。

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2月 27, 2008
» Webサービスのランキング決定版、Webware 100 Awards

I Voted for Webware 100 Awards 2008WordPress.orgを見てたら、いきなり右上に見慣れないロゴが出てきてました。Webware 100 という、CNETが主催するWeb2.0アプリのランキングイベントのロゴです。

今年2年目となるこのランキングは、検索・ビデオ・など10のカテゴリーに分け、カテゴリー別に30あるWebアプリの中から一番人気のものを決めるというもの。

計300候補というのは多いようですが、条件を満たしている5000以上の推薦のうちから厳選されて残ったものだそうなので、これでも今あるWeb 2.0系サービスのほんの一部。候補に選ばれたサービスを見るだけでもそれぞれの分野で今人気のものが分かって面白いですよ。

WordPressが入っているのはコンテンツ公開&写真(Publishing & Photography)アプリのカテゴリー。Movable TypeやDrupal、Bloggerなどはもちろん、FeedBurnerScribdYahoo! Pipesなどブログに限らずいろんなコンテンツをWeb上に載せられるサービスと肩を並べています。

このカテゴリーは他のカテゴリーと比べて、知名度&実力ともにしっかりと存在感があるのサービスにAmazon/Yahoo/Microsoft/Macなどよりも小さい規模から始まったプロジェクトのほうが多い感じ(今はGoogleかYahooが買収したとこも多い傾向がある…)。

Webパブリッシングって音楽販売とか有料ユーティリティアプリとかに比べると必ずしも「すぐにお金になる」ビジネスじゃないからなのかな?と思ったりしてます。この傾向はSNS系にも言えそう。

WordPress + WordPress.com に投票したい方は、WordPress.orgに行って左上のロゴをクリックするか、投票用リンクからどうぞ。投票期限は3月31日まで、発表は4月21日のWeb 2.0 Expoにて。

各カテゴリで3つまで投票できますので、じっくり悩んでください :)

2月 19, 2008
» 本の無料交換サイト、BookMoochが日本語化

私は単に「環境に良い」だけじゃなく、「合理的」とか「便利」とかいった条件も両方満たされるようなアイディアが好きです。だってそういうものでないときっと広まっていかないし、実用的ではないと思うので。

BookMoochロゴその条件にぴったり合う私の愛すべきサービスがあります。それは「BookMooch(ブックムーチ)」という、本の交換ができるサイト。Twitterでもつぶやいたのですが、このサイトに日本語版ができたことに気づいたのでご紹介します。

アメリカには古本屋さんも一応あるのですが、みんなが積極的に売買しているわけでもなくって、読んだら地下や物置にしまいっぱなし、ってことが多いような気がします。

スペースが広いからそれが可能というのはいいんですが、きっとゆくゆくは捨てられてしまうか古紙としてリサイクルという運命にあることがほとんど。リサイクルはもちろんいいことですが、それを行うこと自体にもエネルギーが必要ですし、すでにあるものをそのまま再利用する方が効率的なことは間違いありません。

古本だってせっかくまだ本としての価値があるのに、数回読んだだけで使われなくなってしまうなんてもったいない。そこで、BookMoochの出番です。

BookMoochのはじめかた

簡単に説明しましょう。

このサイト内では、クレジットカードの登録やペイパルアカウントなど何もいりません。本をもらうために必要なのは、

  • 物置や本棚の奥から引っ張り出してきた古本(まずは10冊)
  • 本を入れる封筒
  • 宛名書き用ペン
  • 送料(アメリカ国内ならペーパーバック1冊の場合2ドル弱)

これだけ。

入会して10冊手持ちの本を登録すると、1クレジットになるので、1冊と交換できます。さらに、あなたの本が誰かからリクエストされて、送ってあげれば1クレジットもらえます。この繰り返しでお金を使わず読みたい本が読め、いらない本は誰かに読んでもらえるというしくみ。

本の値段に関係なく、かかる費用は切手代だけです。自分の国以外から送ってもらう場合、2クレジット必要になりますが、逆に海外に送ってあげると3クレジットつくようになっています。

大半は英語の本なのですが、日本語の本他の言語の本もたくさんあります。本屋さんでも手に入りにくい国の本を必要としている人にも役に立ちそう。

この他にも図書館などに古本を寄付するという方法もありますね。でも、図書館だってみんなの古本をエンドレスに受け取るわけにはいかないし、必要としている本がもらえないということもあるはず。あげたい人と読みたい人両方が幸せになれるこういうサイトのサービスはもっと合理的だし、ネットならではだなと思います(実際、創業者のJohn Buckmanは図書館に大量の本を持って行ったものの、結局置く場所がなくて捨てられてしまったことからこのサイトを始めたとか!)。

BookMoochは著者の敵?

本の著者にとってはこんなサイトが人気になったら問題じゃないの?という声もあるかもしれませんが、私はあんまりそう思わないんですよね。自分の場合、無料で音楽が聞けるサイト(たとえばLast.fmとかPandora Radio、そしてYouTubeも)をよく使うようになって、今まで知らなかった曲を発見したり買ったりする機会が増えたし、同じようにBookMoochを眺めている間に在庫にない本が欲しくなって買うこともあります。

BookMooch自体もAmazonからの収入で成り立っているらしいし(参考:Bookmoochの裏側にあるビジネス)、こういうサイトが活発化することによって読書自体を促進することになるのではないかな?と思うんです。

その他の物々交換サイト

他にも本やCDなどをはじめとして、交換サイトはほんとにいろいろあります。サイトは英語のみですが、U-Exchangeなどは世界のどこでも参加可能のようです。

ZunafishSwitchPlanetSwaptree(以上3つはCD・DVD・ゲームもあり)、TitleTraderPaperBack SwapFrugalReader
DVD、CD、ゲームなどのメディア
Peerflix(DVDを3ドルから購入可能)、Goozex(ゲーム)
服や靴
Swango(郵送料、クレジット+小額のお金が必要)、Kizoodle(子供服など)、

「なんでも」
U-Exchange(車とかボートまであります)、SwapThing

BookMoochロゴライセンス:Creative Commons Attribution 2.5 license