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社長失格―ぼくの会社がつぶれた理由 板倉 雄一郎 日経BP社 1998-11 |
これ、非常に面白かったですよ。
本を書く才能がかなりありますね、この人。
一気に読みました。
いやーもう、読んでて興奮します。
事業が成功してどんどん大きくなっていく過程を見るとわくわくしますね。
この人すごい経営者だよ、ほんとすごい。超優秀なエンジニアもいるし、成功間違いなしだね。とか思いながら前半部分は読んでました。
実際、ものすごいスピードで事業が形作られていきます。
銀行もめちゃくちゃ融資してくれます。
それが実にあっけなく潰れてしまうんです。
もう最後の方はだんだん読むのが気分的につらくなってくる(それでもおもしろいのでどんどん読めちゃうんですけど)。
「今朝、予定していた入金が先方の都合で突然キャンセルされた。……そこで先月に引き続き、給料が支払えない」
ぼくの顔を見つめていたスタッフの間にざわめきが走った。
うう、これは雇われる身としても辛いだろうけど、雇う側の人間としてもこういうこと言うのは相当辛いだろうなぁ。
あげくの果てに、数十万円程度の金の工面に奔走するようになってしまいます。
「よし、今から誰か僕の家に行って金を取ってきてくれ、多分二○万円ぐらいあると思う」
この数ヶ月間、僕は全くの無収入だった。だから家財道具を質屋に入れたりしながら生活していた。この時はたまたま、オーディオ一式を下取専門店に入れたばかりだったため、そのくらいの金はあった。
そしてついに家を失います。
白金の家ともこれでおさらばだ。僕は最低限の荷物を旅行カバンに積め、友達の部屋やホテルなどを点々とすることにした。
本読む限りだと、著者はかなり人間的に成熟していて良くできた人、という印象を受けました。
自分自身をかなり客観的に分析できている気がします。
なんで失敗してしまったのか、またどこで間違ったのかということをきちんと考えて分析してるんです。
僕も含め、だいたいの人は自分の失敗には目をつぶりがちな気がするけど、その点この人はきちんとしてる。そんなふうに思いました。
本書に出てくる「シリコンバレー・アドベンチャー」という本が面白そうなので、今度読んでみようと思います。
この本の存在がきっかけで本書を書こうと思ったそうです。
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シリコンバレー・アドベンチャー―ザ・起業物語 ジェリー カプラン Jerry Kaplan 仁平 和夫 日経BP出版センター 1995-10 |






